分子の構造と生体でのふるまいを視覚から理解する

教育研究の指針

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上の図は、私たちの「研究室とは何か?」をイメージにしたものです。 学生は研究室で日々成長し、社会で貢献できる人になる。これが教育です。 学生はスタッフのサポートのもと、社会資本から研究成果を生み出す。これが研究です。 学生のエネルギーが研究の原動力であり、研究は学生の成長を促します。 教育と研究は個別に語るものではなく、本来は一体のものなのです。

新しい研究領域の開拓

ホームページの一番上の図をご覧下さい。
化合物が人の体の中を動いて、タンパク質に結合する様子が皆さんの目に見えますね。
これは、今私たちがやりたいことを一枚に凝縮した図です。
薬とタンパク質を例にとると、構造生物学とは、「このカタチの薬はこのタンパク質にこんな感じでピッタリ結合しますよ」と目で見て理解する学問です。しかし、あくまでこれは体の中ではなく、薬とタンパク質しか存在しない容器の中の話です。実際には、体に入った薬は数え切れないほど様々な分子と出会いながら動いていきます。
「このカタチの薬は体の中をこういう道筋で進んでいきますよ。」と目で見て理解する研究領域を開拓したいと私たちは考えています。「なるほど、薬の形をこう変えたら、体の中をこう進むのか」と目で見ながら工夫できたら、創薬は今までと全く違うものになるでしょう。私たちの新しい分野名、構造生命イメージングは、私たちの「これをやりたい」気持をこめています。

研究の心の姿勢

創造する立場になったことを自覚しよう。
全く異なる研究領域の人たちと進んで交流しよう。
新しいアイデアを育てるのは楽しみとやる気の源泉。